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人を雇うと、賃金を払います。賞与を払うこともあるでしょう。
それでは、人に関するコストは、これだけでしょうか？
実は会社が負担するコストは、従業員に支払う賃金や賞与だけではありません。

それでは、賃金や賞与以外に、どんなコストがかかるのでしょうか？

まず、退職金、退職年金にかかるコストがあります。退職金は、毎月あらかじめ「退職引当金」として引当てておきます。退職年金は、毎月一定の掛け金を支払います。

これ以外に、社会保険料の事業主負担分があります。これを「法定福利費」といいます。

社宅や保養所、住宅資金の貸付、趣味活動への援助などの福利厚生に関する経費も人件費の一部です。これを「法定外福利費」といいます。

さらに、教育研修の経費、採用にかける経費もあります。

これらすべてを合算したものが「総額人件費」となります。会社は、このコストをきちんと把握し、管理していかないといけません。

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