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賃金、人事制度講座

動機づけ、エンゲージメントと賃金の関係は？�@

人にかかる経費を「人件費」といいます。
これには支払賃金・賞与、法定福利費（社会保険料会社負担分）、退職金・退職年金費用、福利厚生費、採用費、研修費などがあります。
会計上は福利厚生費、採用費、研修費などは人件費とは別項目にしているのが一般的ですが、これらも広い意味で人件費となります。
（会計上の人件費と区別するため、これらの費用を含めた広義の人件費を「労働費用」と称することもあります）。

人件費は会計上は経費です。
しかし、人材マネジメントの観点で考えると、人件費は「投資」と位置付ける方が適切でしょう。

人材マネジメントとは、採用、配置、異動、人事評価、賃金決定、労働時間管理、健康管理、退職・解雇といった、人材活用にかかる一連の諸施策を指します。
その目的は、当然、会社の成長にあるわけですが、そのうえで最も重要なのが、より高い業績を上げるように人を動機づけることです。

人材マネジメント諸施策は、この動機づけに全てが結び付いているといってもいいでしょう。

したがって、社員が強く動機づけられていれば投資効率がいいということになりますし、そうでなければ投資効率が悪い、あるいはムダな投資ということになります。

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